世界一周、新婚旅行は西回り?東回り?
08 August 2021

世界一周を2度経験されており、自身を「幸せマニア」と呼ぶ、喜多桜子さん。ハッピーになるヒントは「旅」で見つけたようです。
CONCEPT
『小さな旅の記録~your solo trip~』<インタビュー連載>
"旅"をコンセプトに開発された「solo trip collection秋冬」のアイテム達を
記念して、新たなプロジェクトが始動。
otii®︎の理念に共感してくれた沢山のゲストに、
"旅"をテーマにお話を伺いました。
馴れ親しんだ日常から、ほんの少しだけ離れてみる。
たったそれだけで、そこには「小さな冒険」が溢れていました。
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喜多 桜子さん |
世界一周、新婚旅行は西回り?東回り?
ーーーーアラサー向けオンラインキャリアスクール、ICOREを創業されるなど、精力的に活動している桜子さんですが、もともとは看護師でいらっしゃったんですね。
ちょっと固い感じの家庭環境で育ったからでしょうか。
今考えると恥ずかしいのですが、昔は看護師として働いて、そのうち高収入の人と結婚しようと思っていました。日本にいるときは「お金持ちは当然幸福度が高い」と信じていましたしね。けど、看護師になって介護施設などで働いたことで、いろいろと分かったことがあったんです。それは「人は死ぬ前に後悔するんだ」ってことです。
余命がわかると、皆さん「自分の人生を楽しめば良かった」とおっしゃるんですね。
ーーーーそれが最初の世界一周につながるんですか?
「あいのり」というテレビ番組で、日本の幸福度が世界で90番目ということを知ってから、ずっと世界を旅したいと思うようになっていましたね。
不思議だったんです。物質的に豊かじゃない暮らしをしている方が、幸福度が高くて。
昔から世界一周はしたかったし、幸福とは何なのか知りたかったし、人生を楽しめずに後悔している人もたくさん見てきた。それで働いてお金をためて、1度目の世界一周に出ることにしました。
周囲は「本当に行くんだ」と驚いていましたよ。
ーーーー「幸せとは何か」を探す旅に出るんですね。幸福度ランキングの謎を探しに。
幸福度ランキングは本当に謎だったけど、だんだんと分かるようになった気がします。
ラオスに行ったときですが、現地の人が「ラオスは豊かで恵まれている」と話したとき、最初は聞き間違えだと思ったんです。
けど、よくよく聞いてみると、「ラオスには自給自足できる場所がある。食べることに心配がない。豊かな自然があり、幸せは実感できる」と続けている。
「あーたしかに。食べることの心配がなければ、それは幸せだよな」と思いました。
日本への留学経験がある人とも話したのですが「日本には心を癒す場所がなかった」と話すんです。そのときの私の感覚だと「なぜ豊かな日本に来たのに、わざわざラオスに帰ってくるんだろう?」くらいに思っていたんですけどね。
ーーーー幸せのヒントがそういうところにあったんですね。
ラオスだけじゃなくて、海外のビーチに行くと、ちょっとふくよかな女性でも、自信をもってビキニを着ている。
日本だったら恥ずかしがる人もいるのに、自分が着たいから着ているんです。
自分の人生を楽しんでいる人は幸せそうに思えました。
ーーーーでは、1度目の世界一周を終えると、価値観が変わった感じですか?
そこが言い切れないところもあって・・・。
実は旅から帰ってきたあとも、私は高収入・高学歴を求めて合コンばかりしていました。学びが足りなかったのかな?
人と比べて、「誰から見てもいいな」と思われる生活がしたかったんです。
けど、「なんか違うんだよなあ」と思いながら、全然好きな人ができませんでした。
ーーーーそのときに、今の旦那様、ほっささんと出会うんですね。
彼は当時、商社で働いていたし、お給料も高そうで「いいな」と思ったんです。けど、話してみると「世界一周に行くのが夢だ」と言ってくる。私もついつい「それって西回り?東回り? 私は西回りで行ったよ」とか言ってしまったんです。
ーーーー旦那様は驚いたでしょう?
続けて、「会社辞めて世界一周するから、もうすぐニートです」とか話してきたときには、私が驚きました(笑)。帰国したら仕事のあてがあるのか聞いてみたら、「何もないよ」と答えるし・・・
それからは葛藤の日々でしたよ。
「旦那さんと世界一周なんて。夢だったじゃん!」という私と、「無職、ニートと結婚してどうする?」という私がいました。
けど、心の奥底では尋常じゃないくらいワクワクしちゃったんです。
それで答えは決まっちゃいました。
ーーーーしかし、結婚ともなると、ご両親などにも伝える必要がありますよね?
そうなんです。ちょっとお堅い家庭だったもので、報告は慎重にしました。「無職ニートと結婚」なんて、親は倒れるんじゃないかと思いましたよ。
実際最初、「そろそろ結婚して海外に行くかも」と話したら「あら、駐在妻になるの」とか言ってくるし(笑)。
けど、意を決して「無職の人と結婚して、世界一周にもう1回行く」と言ったら・・・。
少し沈黙したあと、母親が「あなたらしくて良いじゃない」と言ってくれたんです!
ーーーーもう障害は何もないですね。
それで今度は東回りです(笑)
行きたい場所を二人で話して、だいたいのコースを考えました。
ウユニ塩湖には1回目のときも行ったのですが、感じ方が違いました。
1度目は「ただきれい」と思ったのが、2度目のときは「この人と一緒に来れてよかった」と思いましたね。ロンドンでライオンキングのミュージカルを見て、そのあとライオンキングのモデルになったナミビアでサファリを体験したときも、「この人と一緒だから楽しい」と感じました。
ーーーー合コン三昧のときからは想像がつかないですね。
もちろん、世界を旅していると、楽しいだけじゃないんです。
ルーマニアではリュックを盗まれてしまったこともありました。
「どうしよう」と悩んでいたら、彼は「ウエストポーチがあれば大丈夫じゃん」と言ってくるんです。
そのときまで、「60リットルのリュックがあれば生きていける私はミニマリスト」と思っていたのですが、旦那はウエストポーチで大丈夫だった(笑)。
それくらいポジティブなんです。
一緒に旅をすると、1回目のときよりも、「幸せが何なのか」分かった気がしますね。
ありきたりかもしれないけど、「自分の人生を自分で楽しむ」ってことです。
「イッツ・マイ・ライフ」だと思えれば、それが幸せへのスタートだし、お金はそこまで必要じゃありません。
それが、2回の世界一周で学んだことです。