「アメリカ的な何か」にあこがれて
17 August 2021

アメリカの国立公園を制覇を目指し、その魅力やライフスタイルを発信しているユニット「6D Corp.」。本日インタビューするルーニーと、その幼馴染であるマルーンさんとの活動は子どものころから続いています。
CONCEPT
『小さな旅の記録~your solo trip~』<インタビュー連載>
"旅"をコンセプトに開発された「solo trip collection秋冬」のアイテム達を
記念して、新たなプロジェクトが始動。
otii®︎の理念に共感してくれた沢山のゲストに、
"旅"をテーマにお話を伺いました。
馴れ親しんだ日常から、ほんの少しだけ離れてみる。
たったそれだけで、そこには「小さな冒険」が溢れていました。
|
6D corp. ルーニーさん |
「アメリカ的な何か」にあこがれて
ーーーー「アメリカ国立公園制覇プロジェクト」という活動をされているルーニーさんとマルーンさんですが、幼稚園のころからの幼馴染とお聞きしました。
マルーンは幼稚園の途中から小学校3年生くらいまで、アメリカで生活していたんですが、それ以降はずっと一緒ですね。好きなものが一緒というか、ずっとアメリカの話をしていました。
マルーンが小学生のときに行っていた記憶なんてほとんどないのに、中学生くらいになると学校の帰り道に、「いつか一緒にアメリカ行きたいな」って…。
ーーーー何かきっかけみたいなものはあったんですか?
それははっきりとは分からないんです。けど、「アメリカ」的なものは、昔から好きでした。映画「スタンド・バイ・ミー」だったり、ダンスだったり、音楽だったり、古着だったり。プロ野球よりもメジャーリーグを見る方が好きでしたね。ちょうどイチローがマリナーズにいたころだったんですけど、応援の仕方や球場の雰囲気が心地よかったんです。
なんとなく球場の雰囲気が明るい感じがしたし、ダメなプレーにブーイングしている感じも好きでした。
自由さとか、スケールの大きさとか、あこがれていました。
ーーーーそれで大学生になると、実際にお二人でアメリカに行ってみるわけですね。
初めて行く前は怖さもありましたね。未知の世界に入るというか、映画の世界に入っていく感じだったんです。
しかも実際にホームレスにたかられたしね。よく分からなかったので、サンフランシスコの危険な区域に宿を取っちゃったんです。なんとかホテルに着いたら、どえらい疲れてて、テレビで流れているスポンジボムをただただ見ていました(笑)。
しかしそれ以上に感動もたくさんありましたよ。
ーーーー最初のアメリカ旅ではどういうところに行かれたんですか?
本当に何も知らなかったので、中学校の教科書に載っていそうなところばかりです。サンフランシスコのほか、ロサンゼルスやラスベガス、ナイアガラの滝とか…。
その時は国立公園もグランドキャニオンも知りませんでした。マルーンが「ヨセミテ国立公園っていうのがあるよ」って言ってくれて、それで初めてグランドキャニオンやほかの国立公園も知ったんです。
ーーーー実際に国立公園を体験してみて、どうでしたか?
すべてが最高でしたね!
特にヨセミテ国立公園で僕が感じたのは「ウェルカムしてくれる感じ」です。自然を楽しむためにいろいろと準備してくれているように感じられました。
たとえば、ヨセミテにはトンネル・ビューというポイントがあるんです。
森の中をバスが走るのですが、トンネルを抜けると、急にヨセミテを一望できる展望台にたどり着く。一気に視界が開けると「おー!」と声が出ましたね。
ーーーー「ウェルカムしてくれる感じ」って面白いですね(笑)。
国立公園だけじゃなくて、どこに行ってもウェルカムな感じがありました。ひょっとしたら、昔メジャーリーグを見ていたときも、そういうウェルカムな感じやエンターテイメント感が感じられて好きだったのかもしれません。
ーーーーそれで何度もアメリカに行くことになるんですね。
はい。何回行っても新しい景色や発見がありますね。
僕は大学院を休学して、マルーンは勤めていた会社を辞めて、アメリカに行きました。
そしたら会う人会う人、こう言うんです。
「お前は休学して、お前は会社辞めて旅をしてるんだって?それって最高じゃねーか!」
ーーーー日本ではあまり聞かれませんよね。
そうですね。日本では「休学してまた行くのか?」とか「将来どうするんだ?」とか、そういうことをよく聞かれました。
けど僕は「アメリカ、ほんとおもろいで」と感じるんです。
人それぞれ、やっていて楽しいことや満足することがあると思います。
僕の場合、アメリカでデカいスーパーに行ったり、ガソリンスタンドに行ったり、山の中でお酒飲んでいると、満たされる感じがします。
もし休学を考えている人がいたり、やりたいことがあるのに一歩踏み出せない人がいたら、行動に移してほしいですね。
僕もマルーンと出会って、アメリカに興味があって、旅に出た。その結果自分のやりたいことが明確になったし、今フォトグラファーや映像制作の仕事をしています。
本気だったら「何かを踏み出したあと」に後悔することは少ないと思うし、違うと思ったら、そのあとに軌道修正すればいい。
そして行動に移した結果、違和感なく自分のやりたい道に進める人がいたら、僕もこう言うと思います。
「それって最高じゃねーか!」
[ GUEST ]
NAME : Looney
INSTAGRAM :@pasha_ta522
JOB : Photo & Videographer
[ INTERVIEWER / WRITER ]
NAME:HWANG
TWITTER: @juan1979
AGE : 42
AREA : CHIBA
JOB : FREELANCE WRITER
PROFILE:
大学卒業後、広告代理店、通訳等を経てフリーライターに。著「【内田篤人】夢をかなえる能力」(ぱる出版)