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10 May 2021

CONCEPT

otii®︎は、日常の中にあるちいさな"旅"に焦点をあて、「あなたと”旅”を繋ぐウェア」をコンセプトとしたコレクションをスタートします。

otii®︎における"旅"とは従来の言葉の意味とはやや異なり、"日常と非日常を往来すること"です。馴れ親しんだ日常から少し離れて、自分を見つめ直す時間を持つこと。旅行はもちろん、読書や運動、隣町へ出かけることすら"旅"であるとotii®︎は考えます。

そんなotii®︎が手掛ける
インタビュープログラム『your solo trip』。
otii®︎の理念に共感してくれたゲストに、
”旅”をテーマにお話を伺いました。

 

豊島 七海

ここに七海のプロフィールが入ります。ここに七海のプロフィールが入ります。ここに七海のプロフィールが入ります。ここに七海のプロフィールが入ります。

ーーーーアクティブで等身大のキャンプスタイルをインスタグラムで発信しているuki_ki_さん。インスタはとにかくキャンプ一色ですが、キャンプ歴はどれほどでしょうか?

 

いちばん古い記憶は……和歌山の有田川沿いにあるキャンプ場、川で泳いで、カヤックでラフティングして、眠くなったら昼寝して、起きたら弟とふたりでひたすら西日でキラキラした水面で水切りをして……私は小学校1、2年生だったと思います。

両親に聞くと私のキャプデビューは生後6ヶ月だそうで。あ、いや、「胎児のときにデビューしているよ」とも言っていました(笑)。

 

ーーーーご両親が筋金入りのキャンパーだったんですね。

 

キャンパーというか、旅することが日常茶飯事な家庭で育ちました。毎週のようにキャンピングカーでどこかしら出掛けて、「明日は旅行? やったー!」みたいなワクワク感を覚えたことがないほど、”日常”。夏休みに10日間かけて中国地方を回ってキャンプをしたこともありましたが、タッパーに白米を入れ持ってゆき炊飯器で炊いていたし、どこへ行っても”日常”の延長でしたね。

 

ーーーーいつも行き先はどうやって決めていたのでしょう。

 

方角と天気です。

 

ーーーー「ここでこれをやりたいから」とかではなく!?

そうです、「今週末、北の方が晴れているからそっち方面に行こうか」「四国なら天気持ちそうだね」と。あとはノープランで、道すがらにカヤックを出せそうな川を発見したら、「いい川がある。行ってみよう」とか、道の駅を見かけたらその日のおかずになりそうな地元の野菜を買ったり。すべてのことが、その場で決まっていきました。

 

ーーーーすてきなご両親ですね。お仕事は何をされていたんですか?

 

塾を経営して先生をやっていました。先生だからといって「こうすべし!」「この体験からこれを感じ取ってほしい!」という一方的な教えはなく、家族と一緒にいる手段のひとつとして、自分たちの好きな「旅」をしている、という雰囲気でしたね。

 

ーーーーフリーダムの魅力が詰まっていますね。たとえば私の幼少期の旅行を思い返すと、「ディズニーランドに行く」と、目的ひとつだけを定めていた気がします。

 

ああ、ディズニーランドは高校生まで行ったことがなかったです。そもそも遊園地系は家族では行ったことがないかも。あ、淡路島の「淡路ワールドパークONOKORO」には行きました。地図を見ながら、「ここ、良さそうやなあ。明日はここ行こか」という流れで決まっていましたね。

 

ーーーー旅の道中といえば、「両親の夫婦喧嘩にうんざり」という体験が、多くの人の原風景にあるかと思います。uki_ki_さんのご両親は、夫婦喧嘩しませんでしたか?

 

それがないんですよ。おそらく、ふたりとも役割分担がはっきりしていたからかもしれません。父が行く場所をそのつど決めてくれる一方で、生まれつき目が悪くて運転ができないので、母が運転を担当していて。それぞれの不得意なところを補い合っている姿しか見たことがないんですよね。

特に、自分で運転するようになって「母はこんなに大変なことを何気なしにしていたのか」と実感し、両親の仲の良さを再確認しましたね。

 

ーーーーuki_ki_家の旅で、欠かせないグッズはありましたか?

 

それはもう、「マップル」の道路地図ですね。おしゃれでかっこいい最新のグッズ! みたいなものはなく(笑)。しかも地図しか情報がないので、地図を見て「釣りができそうな川」だと思い行くと、絶壁で釣りをするような場所ではなかったりして、さらに雨が降り始めて「今日はキャンピングカーで大富豪だ!」となり、その横で弟はひとり本を読んでいる、みたいな。

ただただ、気ままな日常を自宅ではない場所で送っている、という感覚です。

 

ーーーーそういった幼少期が、現在のuki_ki_の下地になっているのかと思いますが、学生時代も家族でやっていたような旅をしていたのでしょうか?

 

そういった旅はしていなくて、でも大学時代はキャンプサークルに入っていました。1年生のとき、サークルのビラ配りの中からキャンプサークルを見つけ「これだ!」と。そこは、子どものためのキャンプ企画を立て、引率するサークルでした。家が塾で子どもに慣れていたし、親との旅を通じて学んだことを活かせるのではと思ったんです。

そこで、子どもたちに特に口酸っぱく話したのは、アウトドアの危険性です。アウトドア遊びが、いかに楽しくて豊かな一方で、命に関わる危険もはらんでいる、と。

 

ーーーー幼少期、命の危機に瀕したことがありそうですね……。

 

熱い、寒い、痛い……を、ダイレクトに身を持って経験してきました(笑)。いちばん記憶に残っているのは、小学2年生のとき、例によってキャンピングカーでの、冬の旅。スキー場に行ったときのことです。

親はキャンピングカーで寝ていて、私はひとりでスキーを楽しんでいました。リフトから降り、滑っていたとき、予兆もなく変わるんですよね、雪山の天候って。ホワイトアウトに遭遇したんです。

 

ーーーー吹雪や霧、雲により、視界一面が真っ白に覆われる現象ですね。こわすぎる。

 

「あ、これは死ぬな。ヤバいな」と思いました。でもパニックになっても意味がないので、バーっと対策を考えたんですよ。

 

ーーーー小学2年生が、ひとりで。私なら腰を抜かして大号泣の大騒ぎですよ。

 

いずれ止むからここで大人を待ったほうがいいのか。でもひどくなるかもしれない。動いたほうがいいのか。自分がいま、できることは?

……結局、コース横のロープを伝いながら、下に降りることを選択しました。降りると下の方はホワイトアウトが起きていなくて、ほっとしましたね。

 

ーーーーご両親はさぞ心配したんじゃないですか!?

 

どうだったかなあ、私がそうなっていたこと、知らないんじゃないかな(笑)。

夏の川も危険ですよね。カヤックに乗り込むときや、飛び込みをするとき、「ノリで行っちゃダメだ!」というのは、嫌というほど叩き込まれました。

 

ーーーー学生時代のキャンプサークルを経て、いまのキャンプスタイルにたどり着いたのは?

 

社会人になってからです。ずっと全国を旅することが日常だったし、家にギアは揃っていたので、ごく自然にキャンプに行くようになりました。

今も、いろんなことが両親と同じなんです。使える日常道具を持ってゆき、道の駅で食材を買い。場所決めは、たとえば「佐賀のバルーンフェスタに行く」という目的をひとつ作って、じゃあ九州方面だ、とか、「高知の柏島に行ってみたい」ならば、じゃあ四国を回ろう、とか。キャンプ場は、空いていそうなところを道中に予約します。

ーーーーフリーダムだと、予期せぬことがいろいろと起こりそうですね。

 

そもそも計画していないので、”予期せぬこと”は起こらないといいますか、嬉しいハプニングならいつも遭っていますよ。バルーンフェスタに行ったとき、強風でテントが飛ばされそうになっていると、隣のご家族が助けてくれたんです。「どこから来たの?」「この魚食べてみて!」と、とてもフレンドリーにしてくださり。以来インスタで繋がり、毎年「今年はいつ来るの?」と連絡をもらい同じ場所で会っています。

ーーーーインスタグラムの、人と人を繋ぐ力は絶大ですね。特にuki_ki_さんはファンも多く、人を惹きつける引力があるかと思いますが、一方でネガティブな声を聞いたことはありますか?  たとえばuki_ki_さんはインスタの投稿に「キャンプ女子」「アウトドア女子」のハッシュタグをつけていますが、一部の匿名の中には「○○女子」にアンチ感情を向ける人もいます。

 

私の元には、直接そういう声が届いたことはありません。だいたい、誰もが全員、初心者からスタートして今があるはずです。自分の初心者時代を棚に上げて人をバカにするなんて、どうなんでしょうか。私は自分のやってきたことに絶対的な自信があるので、別に何を言われようと何も思わないし、初心者の方に対して口を出そうとも思いません。

私は毎日、日記を書いていまして、わからないことやできないこと、できて嬉しかったときの気持ちを、常に言語化しているんです。それで、あるとき気づいたんですよね、「私だって1+1ができなかったのに、今の私が人に対して『なぜ1+1ができないの?』と問い詰めるのっておかしくない?」と。「みんな同じところからスタートしたはずなのに、なぜ忘れてしまうんだろう」って。

ーーーー逆に、初心者の方からの相談DMが多く届きそうですね。

 

いただきますね。「何を買えばいいですか」とか。個別の困りごとがあれば、それぞれのニーズに合わせて返信しています。

個人的には、急にすべてを揃えるのはムリがあるので、家にある代用品を探すことをおすすめしたいです。テントは代用できないにしても、調理はガスコンロで、シュラフ代わりに毛布を、収納ボックスはタンスに眠っている衣装ケースが使えます。

ーーーーいまキャンプで使っているこだわりのギアはありますか?

 

こだわりがないのがこだわりで、ギアを語ることに興味がなくて。好きなものを楽しんで語る人は大好きですが、マウントを取るような人には「なにがすごいねん!」となっちゃいます。

私のキャンプはやっぱり”日常の延長”なので、グッズよりも、その土地土地で暮らし、地域の人や自然と共鳴することに興味があるんです。

ーーーーそこに、uki_ki_さんの「旅」の意義があるのですね。

 

ちょっとかっこいい言い方をすると(笑)、私にとって「旅」は、生きることそのものだなと思います。だから、旅がない日常は想像がつきません。ただ、「移動する」ことがイコール旅というわけでもなく、「心の移動」も立派な「旅」ですよね。本を読むことも、インスタで繋がりが広がることも、新しい挑戦もそう。そう考えると、「旅」って、広義で、とっても自由ですね。



 

  

 

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